図形の認識は10歳が臨界期
私の子供が小学生の時の話なので変わっているかもしれませんんが
小学校の形の取り組みは
2年生で、四角や三角の板を使って、形を作ってみようという算数の図形の授業があります。
学年が上がるとかんたんな面積や立体を求めるものが出てきます。
2年生でもうすでに、図形の認識では差が開いているように感じます。
三角を2つあわせて四角を作ることは簡単なようですが、平行四辺形を作るのはそれまで
の経験がものを言いますのでかなりな難易度になります。
特に、女の子はお人形遊び、ままごと等がお家で多いので
図形、パズルが苦手な子が多いようです。
感覚的にみについている。のが理想です。
この感覚的に図形のセンスが身につくのは10歳までと言われています。
図形の認識はなぜ必要?
数学の能力に関わってきます。
こんな調査があります。
大学受験で数学を勉強した人と、しなかった人の生涯年収を調べると、大学受験に落ちていたとしても、数学を勉強していた人の方が年収が高かったそうです。
これは、おそらく、数学を勉強をした人の方が仕事の幅が広がったのではないかという結論でした。
苦手意識があると、勉強の意欲が下がりますね。
幼児のうちから家にパズルや積み木を用意して、自然に遊ぶ環境を作っておけば
簡単にセンスとして図形の感覚が身につきます。
パズルで養える力
幼児は手を使って思考をします。ですから、パズルがいいのです。
また、試行錯誤ができす。何度も繰り返し粘り強くやってみて、最後は成功することができた。この喜びが、算数の問題を解く時にも役に立ちますし、良い精神をつくります。
パズル色々
ピクチャーパズル
まずはピクチャーパズルから始めるといいと思います。
2ピース 3ピースとピースの数を増やしていくといいですよ。
最近は100円ショップにも売っていますから、それで十分だと思います。できれば、枠から出してピーズだけですると、枠のある場合と比べると、枠から想像できる絵の情報が少なくなるので、よりレベルが上がります。
タングラム
中国発祥と言われています。タングラムは図形に強くなりますよ。
まずは、小さな三角でどんな形ができるか作ってみましょう。四角、三角、平方四辺形。
そして、タングラムのピースは、小さなピース1単位がいくつか組み合わせてできていることを教えてあげるといいですよ。
キーチンの積み木がお勧めです
これは立体のパズルもあります。様々なものが販売されていますので、どれもお勧めです。
私は、本を強くお勧めします。
「ニキーチンの知育遊び」暮らしの手帳社出版
この本には、立体パズルの作り方も載っていますので、自分で積み木が作れます。
手作りが好きな方は、子供さんと一緒に作るのも楽しいですよ。
二キーチンさん本人が書いた本なので、遊び方はもちろん、ニキーチンさんが教師だったこともあり、教え方等も載っていて大変参考になります。
たくさんの知育遊びが載っています。折り紙で作れるパズル、形あて、積み木つみ他
保護者のみならず、幼児教育にたずさわるかたにもお勧めです。
私の子供は立体パズルを気に入り、おもちゃにして好きな形を作りたいというので3つほど同じ物を作りました。楽しい思い出があります。
試行錯誤する力を遊びの中で楽しく伸ばしていきましょう。