脳は60%が油でできている。
皆さんしっていますか?脳の65%が油でできています。
ですから毎日とる油が、脳の状態を決めていく、、、ということなんです。
油!大切ですね。
脳のパホーマンスンスにどんな油を選んだらいいのかご紹介していきます。
ジャンクフードを一週間食べた大学生
ここで悪い油を食べ続けると脳のパフォーマンスが落ちるよ!という研究結果をご紹介します。
マッコリー大学のスチーブンソン教授の2020年発表の研究です。痩せていて健康な大学生を2つのグループに分け一週間の食事内容を変えます。
一方はジャンクフードを食べます。ジャンクフードの内容は 飽和脂肪が少なく糖質の多い西洋風の食事。
サンドイッチ、ハンバーガー、ワッフル、飲み物はミルクセーキ等。
一方はいつもの食事をします。
動物では、飽和脂肪と糖質が豊富な西洋式食事に短時間さらされただけでも、海馬を頼る内容の学習と記憶テストで障害が生じることが多知られているそうです。
結果、人間でも同じ結果でした。一週間だけでもジャンクフードを食べたグループは記憶力のテストが悪かったそうです。脳の記憶を司る海馬がダメージを受けることがわかります。
また。脳の海馬へのダメージを与えるので食欲の抑制が効かなくなる結果が出ています。(ジャンクフードが脳の海馬へのダメージを与え食欲の抑制が効かなくなるこちらがメインの研究内容です。)
怖い、、、、です。
一週間で成人大学生の海馬にダメージを与える。
体の小さな子どもでは、どれだけダメージがあるか予想がつきます。
できるだけさけたほうが良いですね。
ジャンクフードって何がいけないの?
ジャンクとは、「がらくた」「くず」という意味です。
これを聞くと、食べないほうがいいなーとさらに思いますね。
ジャンクフードには人工で作られた安価な油が入っているのです。一般的にトランス脂肪酸と呼ばれています。ハンバーガーを挟んでいるバンズもこのトランス脂肪酸が含まれています。(ハンバーグなどの加工肉も大変害のある食べ物です。またの機会にレポートしましす。)
人工のトランス脂肪酸は、体内で分解できず残ってしまうのです。残った人工の油は細胞と細胞の妨げになります
マーガリン、ショートニングが代表的です。サラダ油も高温で熱するとトランス脂肪酸を発生させるといわれています。
日本では国で規制されていないのでサクッとした子供のおやつには、ショートニングが入っています。
例えば クッキー ドーナッツ 菓子 パン スナック類
食品のパッケージの成分表記に注意しましょう。
アメリカは10年前くらいから徐々に規制がかけられています。消費者が購買時にわかりやすいように表記をする、また、販売禁止等の処置が行われてきています。
日本は食の後進国だということを認識して、自分で気を付けないといけませんね。
どんな油がいいの?
乳児には、母乳に近い配合のミルクを
乳児には、アラキドン酸(オメガ6)・DHA(オメガ3)の2つの油が配合されたミルクを飲むと発達が良くなる研究結果がでています。
脳の精神発達にとってオメガ脂肪酸を組み合わせてとることが大切。2000年アメリカで発表されました。
こんな研究があります。
DHA(オメガ3脂肪)と=アラキドン酸ARA(オメガ6脂肪)添加のベビーミルクを与えた乳児
何も添加されていないベビーミルクを与えられた乳幼児
DHAだけ添加のミルクを与えた乳幼児
この3つを比べる研究ではDHAとARA添加のベビーミルクを接種した乳幼児のほうがより知能・運動が発達することが結果にでました。
アメリカでは 精神面での成長、学習・記憶の向上の期待できること、そして、アメリカの権威ある食品医薬品局(FDA)が安全性を乳児に対する認めたことから、アメリカではARA配合のベビーミルクがスタンダードになりつつあります。そしてARAをベビーミルクに配合している国は60か国を超えています。
ARA・DHA配合の日本の粉ミルク
日本でも 森永のはぐくみ、明治のほほえみ等 には、DHA,ARAどちらも配合されています。
乳児はARA(アラキドン酸)接種ができないため、接種をしないといけないですが、いまの食事では毎日摂取できているものなので、食事がとれるようになったら積極的には、摂取しないことが大事になります。
オメガ3脂肪酸をとろう。
脂肪の種類

オメガ3脂肪酸は、不飽和脂肪酸の多い飽和脂肪酸です。
体の中では作ることができないので食事からとることが必須となります。
オメガ3脂肪酸で脳の伝達機能がよくなる。
魚の油は頭をよくすると聞いたことがないでしょうか?それがオメガ3脂肪酸の油です。
オメガ3脂肪酸には3つの脂肪酸があります。
植物由来→ αリノレン酸・・・えごま油 亜麻仁油 くるみ 等
αリノレン酸は摂取すると体の中でDHA・EPAの成分に変化します。しかし、変換効率は5%~10%です。乳幼児は変換率が成人に比べて低いという報告もあります。
NHK 健康CH
動物由来 DHA ・ EPA・・・・青魚(イワシ・さんま・さば等)
オメガ3脂肪酸は、脳内の神経細胞間の伝達をスムーズにします。
認知症とオメガ3脂肪酸の研究がすすめられていて、血中にDHAの濃度が高ければ認知症のリスクが減ると報告がされているそうです。
オメガ3の積極的な摂取が必要です。
接種の注意点
オメガ3の植物油をとるときの注意点です。
オメガ3脂肪酸は熱に弱く、酸化しやすいです。酸化した油をとりいれると良い効果が期待できないどころか、毒になります。次の点に注意をしてください。
- 遮光瓶に入っているもの
- 低温圧搾製法・・・高温圧搾製法は、熱に弱いオメガ3の油は酸化してしまします。
- 生でとる。・・・サラダ等にかけて生でとりましょう。
DHA・EPA含有の青魚をとるときの注意点
- 指先からひじくらいの大きさの魚を食べましょう。(大型魚汚染されている可能性あり)
- 養殖魚は天然の魚に比べてDHA・FPAの含有量が少ないそうです。
生魚が一番良いようですが。生の魚を幼い子供が食べるのは胃腸がまだ未熟なので危険です。イワシ さんま サバの水煮缶 みそ煮感 には100g当たり2000mgを超えるオメガ3脂肪酸検出(麻布大学分析)が入っているという結果が出ています。
健康と美容に良いオメガ3 脂肪酸の効果・効率よく摂取する方法とは | NHK健康チャンネル
缶詰も大きな力になってくれますね。
もちろん焼き魚でも、オメガ3の油はとれるそうです。
油のバランスが大切
油のバランスが大切なんです。
多価値脂肪酸の役割
役割 オメガ6 白血球を活性化 病原菌などと戦う
オメガ3 白血球の働きを抑制 炎症をおさえる
現代人は オメガ6の割合が過剰になっているため、控えたほうがいいです。オメガ6が多いと白血球の数か増えて、暴走しています。本来は外敵の病原菌と戦うはずが、自分の血管の壁を傷つけたりしてしまいます。アレルギー等の不調和を起こします。

脂肪酸の全体のバランスは、飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3、多価不飽和脂肪酸のオメガ3とオメガ6の割合いは、1:2が理だそうです。
日本人は本来魚中心の食生活でしたが、今は欧米化の食事になっています。食事を見直すと頭の良い健康な子供が育ちます。
一日の摂取量
一日の摂取量は 1g以上が望ましいとされています。先ほどのサバ缶で1日の2倍とれますね。
まとめ
脳は65%が油でできていることから、脳を活性化する油をとったほうが良いですよというお話をしました。
そして、私たちの体のエネルギー代謝の激しい、脳、目、心臓などの細胞膜はオメガ3脂肪酸が使われています。しかし、オメガ3脂肪酸が足りなくなると、オメガ6脂肪酸に置き換えられるそうです。オメガ6脂肪酸に置き換えられると体に不調がでてきます。
子どものころからのきちんとした食事習慣が子どもの健やかな成長を約束してくれるでしょう。