子育てエピソード

初めてのお友達との待ち合わせ奮闘記!〜1年生男子の思いやり大爆発!?〜

初めての待ち合わせ

子育てをしていると、本当に色々な「初めて」がありますよね。我が家の息子も、小学校に入って初めての「お友達との待ち合わせ」を経験しました。これはもう、ほのぼのというより、思わず笑っちゃうようなエピソードだったので、ぜひ皆さんに聞いていただきたいです!

息子は認可の幼稚園に通っていましたが、私の仕事の関係でいつもお残り保育。幼稚園が終わってから誰かのお家へ遊びに行く、なんてことは一度もありませんでした。小学校に入ってからも学童保育に通い、お迎えは夜7時。平日の待ち合わせなんて、まさに「夢のまた夢」だったんです。

「ママ、僕も友達と待ち合わせがしてみたいんだ。学校が終わったら、お友達は公園で待ち合わせして遊ぶんだよ」

息子はよく、寂しそうにそう言っていました。帰ってから自由に遊ぶお友達が本当に羨ましそうでした。「お母さんの仕事が遅いから、もう少し大きくなったら学童を休んで、待ち合わせして遊ぼうね」と話していましたが、幼い彼にはそれがいつになるのか、想像もできなかったでしょう。


待望の「初めての待ち合わせ」!のはずが…?

そんなある日、小学1年生の2学期のことです。お友達との仲も深まってきた頃、息子がそれはもう嬉しそうに駆け寄ってきました。

「ママ!日曜日に待ち合わせして遊ぶ約束してきた!」

キラキラした目で話す息子に、私もドキドキしながら尋ねました。「誰と約束したの?」すると、息子の口からは「拓人と、宗介と、あっくんと、優くんと…」と、なんと7人くらいのお友達の名前が!

1年生の初めての待ち合わせ。うーん、皆んなちゃんと来るのかな?(笑)その場のノリで約束する子もいるだろうし、約束を忘れちゃう子もいそう…なんて、親の私は内心ヒヤヒヤです。

「何時に約束したの?」

と聞くと、息子は自信満々に答えました。

息子

「1時に、おやまの公園で約束した!」

なるほど、1時におやまの公園ね。よしよし、これで一安心…と思ったのも束の間でした。


「あれ?うちの子と時間違う!?」親たちの連携プレーが始まった!

しばらくして、家の電話が鳴りました。約束したお友達のお母さんからの電話です。

「日曜日に遊ぶ約束をしてきたみたいなんだけど、一緒に待ち合わせの約束をしている子に聞いたら、12時30分に約束したそうなの。うちの子は12時15分って言ってて、時間の確認をした方がいいなと思って…」

えぇ!?(笑)思わず笑っちゃいました。「うちは1時って言ってるよ!」と答えながら、これはもしや…と予感が的中。

その直後、今度はLINEがピコーンと届きました。LINEの相手も、同じように待ち合わせの約束をした男の子のお母さんから。「1時30分におやまの公園で待ち合わせ、で合ってますか?」という時間確認のメッセージでした。

場所はみんな「おやまの公園」で合っているのに、時間が微妙にバラバラ!12時15分、12時30分、1時、1時30分…なんだこれ!(笑)


1年生男子の「思いやり」が起こした奇跡!?

後で理由を聞いたら、さらにほっこりしました。どうやら、みんなの都合を合わせて時間の変更をしているうちに、それぞれがバラバラの時間を覚えてしまったようなんです。

「〇〇くんは〇時がいいって言ってたから、じゃあその時間にしよう!」 「いや、△△くんが遅れてくるって言ってたから、もうちょっと後にしようかな?」

そんな風に、お互いのことを思いやって時間を調整していた結果、みんなバラバラの時間を覚えてしまったらしいんです。もう、可愛すぎてたまりませんよね!

場所さえ合っていれば、そのうちみんな会えるだろうし、遊んでいればいいか!と思わなくもないのですが、さすがに初めての待ち合わせでそれは…ということで、その時はお母さん同士で連絡を取り合い、時間を合わせて、無事みんなで遊ぶことができました。


「計画通りにいかない」もまた、子育ての醍醐味!

もちろん、その後も待ち合わせに行っても誰もいなくて他のお友達と遊んで帰ってきたり、自分が待ち合わせを忘れたり…と、なかなか予定通りにいかない「待ち合わせ」を楽しんでいます。

でも、この初めての待ち合わせでの「時間のズレ」は、子どもたちの素直さと、何よりお互いを思いやる気持ちの表れだと感じて、本当に心が温かくなりました。

子どもって、本当に予測不能で面白いですよね!そんな愛おしいハプニングも、子育ての醍醐味だなぁと改めて感じさせられました。皆さんも、お子さんとの待ち合わせで面白いエピソードはありますか?