もとリクルートの社員だった、藤原和博さんはが民間の小学校の校長先生をされていました。
会社員から、民間の小学校の校長先生になった異色の職歴を持った方です。
そんな、藤原さんの著書「必ず食える1%の人になる方法」からお話をご紹介します。
レアな存在になろう
結論から言うとレアな存在になれば必ず食べていける確率が上がるので、
希少性のある人になろうということです。
希少性というとどんな人を思い浮かべますか?
野球選手、歌手、俳優。この人たちは、希少性のある方です。野球選手の年俸はテレビで報道されていますが夢の様な額です。
このように、1000000人に一人の確率の希少性のある人になると稼ぐ力というものが身に付いてきます。
しかし、野球選手や歌手等は、努力次第で誰もがなれる分野ではありません。
本の中では、掛け算をすることで、1000000人に一人の希少性のある人になれるということを言っています。
まず、100人に一人のプロを目指すことは誰にでも可能です。
100人に一人の領域の分野を3つ持つことで、その3つの分野を掛け算をすると1000000人に一人の希少性のある人材になるというのです。
例えば、ツアコンダクターのかたが100人に一人の領域に入ったベテランでも一人で独立して食べていくのは簡単ではありません。
そこで、好きなペットの分野で資格を取ります。ブリーダーや盲導犬訓練士にチャレンジしてこちらでも100人に一人の犬のプロになるのです。
すると、1万人に一人の「犬連れツアコン」という新ビジネスを立ち上げることが可能になるということです。
なかなか、斬新なことが書かれていましたが、散歩をしていると犬を連れているご老人をよく見ます。大好きなペットと一緒に旅行を楽しみたい方もたくさんいることでしょう。
100人に一人のプロになる。
10000時間の法則
10000時間をかければ、どんな人でも、どんなことでも、必ずプロレベルに達することができます。
世の中の成功者は、生まれながらの素質や、才能によるというよりも、どんな時代に生まれ、どんな練習環境があったか、どんな人と一緒に切磋琢磨したかで決定するという環境因子が必要条件だというのです。
マルコム・グラッドウエル「天才。成功する人々の法則」に書いてあるそうです。
ビートルズ、ビルゲイツも10000時間の法則に練習量が達して成功を成し遂げている。
10000時間を一つのことに投資できたら、100人に一人の価値ある存在になることができます。
一万時間の目安
10000時間=毎日8時間なら 3年。
平日5時間=10年
平日3時間=16年
まずは100人に一人のプロになる。その領域を3つ掛け合わせて1000000人に一人の希少性のある人になれるというわけです。
幼児のうちの爆発的な成長を利用して
大人になると一万時間かかることも、子どもの頃に素地を養っておくと一万時間よりも早く達成できるのではないかと思っています。
芸術、スポーツの英才教育は知られるところですが、
5歳である程度素地は出来上がっています。
5歳までの環境因子が私は大切なのではと思っています。
また、
息子はもう中学生ですが、中学生ですとさまざまな分野で一万時間に達している子供もいます。
百人一首のカルタ大会が学校であれば、読み札を読み終わらないうちに札を取る子供がいるそうです。卓球、テニス、ピアノ、どの分野にもセミプロレベルの子供がいる様ですので
子どものうちに好きな分野で一万時間が達成できるのもいいなと、隣の芝生は青く感じます。
まずは8分の1の人になろう
一万分の一を目指す前に、まず普段の生活を見直して8分の1の人になりましょう。
- 時間をマネジメントする発想のある人になる
- メディアを主体的にコントロールできる人になる。
- 本を月1冊以上する人になる。
時間をマネジメントできる。とメディアを主体的にコントロールできるというのは要するに、
安全、安心、清潔、便利な世の中になってきました。
しかし、娯楽もふえ、自己コントロールで時間を上手に使える人が自分を向上させることができる。
一万時間のスキルを手に入れられるということです。
本を一ヶ月1冊読むこと

マネジメントした時間で本に投資をする。ことを薦めています。
世の中は、成熟社会になっています。
成熟社会では、教養の差こそが競争の差別要因としてますます重要になってくるからです。
一冊の本の中には、著者が人生の多くの時間をかけて獲得した、専門性のあるものが凝縮しています。そのような本を多く読むことによって、世の中の情報を、縦、横、斜めに繋げていける様になります。
本の専門的な、体系的な情報を持っていることで、活用の幅を広げることができたり、人にしっかり伝えることができ、信頼性も高まります。
自分の体験から得られるものはたかが知れています。本は多くの経験を読書の中でできるという良い点があります。
そして、メディアは、第三者を通した、断片的なものになりやすい悪い点があるのです。
これからは、人口知能が情報を正確に速く処理してくれます。
ですから情報を編集していく力がますます必要となってきます。
本を読んで、その本の情報から情報を編集する力を培っていくのが必須の時代です。
さまざまな価値観と考え方を持った人とコミュニケーションをとっていく時にも培った力が役に立つことでしょう。
月に1冊、年間50冊の本よみは情報編集力の土台となります。
オリジナルの考えや価値観を外に発信できる人はこれからも生き残れる確率が上がってきます。
小さいうちの本読みは金の卵を産む鶏を育てる
こんな言葉があります。
大人も本を読み続けることで金の卵を生むことができるのです。
これからの世の中に
これからは、自分に投資して、いろんなアイテムを装備していくことが必須の時代です。
才能ではなく、環境因子で成功が手に入れるのは誰でもチャンスがあるということです。明るい未来を感じますね。