今の時代に必要なもの
高度成長期のバブル期に就職をした世代です。
大学卒業時期には、アルバイト先から来年はうちで働かないか、また、先に就職した先輩から企業へ来ないか、など、人材を多く募集している時期で、こちら側が希望先に柔軟性があれば、売り手市場の時代でした。
日本はずいぶん変わってしまいましたね。アジアのトップを走っていたはずが、いつのまにか、シンガポール、韓国、中国、に抜かれているイメージです(イメージといいたいですが、現実は厳しいですね)。
これからは、情報をはやくつかみ、応用して、臨機応変に行動していく。ということを個人でして、生き抜いていかなくてはいけません。 会社に入って終身雇用という時代ではないです。
激動の時代を生き抜いていくには、やはり ある程度の学力がこれからはもっと、必要だと思います。
受験で数学を勉強した副産物

12年前の研究ですが、こんな研究があります。 大学受験で数学を先行して受験をした人のほうが生涯年収が高かったというものです。これは、受験科目に数学があるため、数学の勉強をしたかどうかの経験の実績が、年収に関係してくるということです。大学の受験の合否結果は関係ありません。なぜかというと、会社に入ったときに、仕事の幅が広がるからです。
好きなことをして、それが、社会と結びついて活躍している方も多くいるとおもいますが、一握りです。能力を伸ばしていくには様々な脳の部位を使う訓練。アイデアの元となるインプット量の多さと様々な経験が必要です。
売り手市場で、大切な時期を、運で乗り切った私としては、やはり、学力をきちんと積み上げてこなかったので、記憶力、理解力、読解力、勉強で培うべきだったものがやはりたりません。仕事、生活で、電子化が進み、コロナで一気にZOOM会議等のインターネット世界がぐんと広がりました。地頭が追い付かないことが日常で多々感じます。人間としての受容性や柔軟性が求められる場所で働いているので、今までの経験が役に立っていますが。
これから先は、できる人とできない人の働くマーケットはさらに違ってくるでしょう。良い環境へ行きたければ、ある程度の学力が必要です。
大学卒業の経歴

大学進学が必要かどうか? 疑問を投げかける方もいらっしゃいます。
いろんな選択肢が増えてきたので、もちろん大学に行かないと幸せになれないというわけではありません。
しかし、私の結論は 今のところ 行くべきだと思っています。
日本は諸外国と比べた時に教育の平等性の高い国です。大学受験のシステムに乗って勉強をすることで、家柄が良くなくても、お金もちでなくても、試験を通過すれば大学にいれてくれるのです。
大学に入ると環境から得られる、人脈、情報、思想、が待っています。そして、就職をするにも、個人事業を始めるにも、看板があったほうがいいというのは言わずもがな知れているところです。
難関大学は信用が得られます。このレベルの学校を卒業している、だから、能力があるのだろう。学校の勉強をコツコツと努力し続けていた努力のできる人間性をもっているのだろう。もしかしたら、家柄もよく、その環境の中で育ってきた、お金に困っていることはない。安心して雇える。また安心して、仕事の依頼ができる。
また、有名な大学でなくてもいいのです。4年生の大学の経歴は、外資系の就職等で生かされてきます。アメリカでは高校卒業の経歴では認められないようですよ。
これから終身雇用がなくなりますね、日本を背負ってきた大企業のトヨタは終身雇用は保証できないといっているくらいですから、日本も転職を繰り返す時代となるでしょう。
大学卒の経歴でチャンスが広がります。受けるときの足きりに4大学以上とあるのは皆さんご存じだと思います。
できれば、子供には、自分に合ったことで、好きなことをして活躍をしてほしい。しかし、ある程度の学歴を身に着けてあげることが生きやすさ、幸せに繋がっていきます。
幼児期の教育がその子のモチベーションをあげる

日本では、私のように地方に住んでいると、幼児期から塾へ通わせたり、文字を教えたり、簡単な算数で先取りをしていると世間の目が厳しいです。小さい頃は、のびのびと、遊ばせるべきという風潮を強く感じます。
その子の、興味のない勉強ばかり、朝から晩までやっていては、子供がおかしくなってしまいます。しかし、ある程度の読み書きや、地頭を鍛える訓練は必要です。
IQは、大人になると、自分の親と一緒になってしまうと、言われていますが、心の持ち方、物事に対する意欲があるか、ないかによって、成績も変わっってきます。
昔、野球選手は4月生まれが多いと聞いたことがあります。スポーツの世界は、能力が可視化されやすい世界です、実力がすぐわかる。ちいさいころ、4月生まれは、はやく生まれてきているので、身体力、理解力も優れています。陽の目を浴びることが多く、きっと褒められることも多いでしょう。それが、自尊心につながり、好サイクルへと繋がります。もっと頑張って練習してみよう。もっとできるようになりたい。練習を積むことで、成果が生まれます。実力も上がっていきます。
これを、利用するのがいいと思います。韓国ではIQは、遺伝だといわれています。しかし、多少のIQの優劣くらいなら、強い意志、意欲があれば、塾へ通ってノウハウを教えてもらい、大学までいけるでしょう、それには、幼児期から、感覚的なところを研ぎ澄ましておく、例えば、素読の耳からの記憶の能力をのばしたりもできますし。小学校に入る前に、地頭を鍛えておくことをしておくことで、かなり人生が違ってきます。
小学校に入る前に、読んだり、書いたりできる。計算ができることで、他人と比較して優位に立てる、それが、勉強のモチベーションを上げる。こともある例でしたが。
幼児期は、何事にも興味関心が深い時期なので、はやく、読み書きができることで、たくさん、本を読み、自分の知りたいことが知れるという楽しみも増えます。これは人生のスタートで最も大いなる恵みの一つです。また、貧しい家庭に育った優秀な人は幼いころ絵本をよく読んでいたというのを読んだことも聞いたこともあります。読書萬倍利(書を読めば萬倍の利あり)といいう故事成語があるくらいです。皆さん本を読みましょう。図書館へ足を運びましょう。
まとめ
脳の発達に合わせた、環境、刺激をすることを0歳から始めることをおすすめすると同時に、日本の受験システムを再認識し、大学受験に向けて、ルートを調整することをおすすめします。受験で培った副産物も先に書いた数学の受験科目の例で後々、大きな力になることがわかっているからです。 幼児期は素読の暗唱ぜひやってください。脳全体が活性化されます。耳の記憶の良い子に育ちます。耳の記憶がいいと、小学校の勉強ができます。できると、勉強が楽しくなる好サイクルがうまれますよ。