私の子どもは、幼児期便秘気味でした。ひどい時になると、床に仰向けで寝転がり、足をバタバタさせてのたうち回るほど便秘でお腹が痛くなることがありました。
脳と腸が関係している、などどいう言葉が聞かれるほど今は腸の健康が注目されています。
「結局、腸が9割」名医が教える「腸」最強の健康法、、川島徹さんの本から腸の働きと腸の働きをよくする方法、いわゆる腸活の大切さをこの本で改めて感じました。
びっくり!腸のすごいところ。
腸の働きといえば胃で分解された食べ物の栄養を吸収するところという認識しかなかったのですが、それ以外にも大切な役割があることを知りました。
栄養の吸収以外に、免疫の役目をする。幸せホルモンを作っている。という役割があります。
腸の中に免疫細胞が集まっている。
食べ物と一緒に病気のもとになるものや、ウイルスが入ってくる確率が高いので、それらの悪者を見張るキチが腸にはたくさんあります。
以下が、私たちの体の害となる悪者が入ってきた時どのように腸で体を守っているかの流れになります。
腸に悪者が入ってくると見張り役が発見。👀
悪者を退治する武器を作るように命令します。
武器で悪者の働きを弱め、
便として悪者を排出。💩
素晴らしい自分を守るシステムを私たちは持っているということです。
しかし、、、、、腸の環境が悪いと働きが鈍ってしまいます。
幸せホルモンを作っている。
心や体を正常に保つために100種類以上のホルモンが分泌されています。その中の幸せを感じるホルモンに、ドーパミン、ノドアドレナリン、オキシトシン、セロトニンなどがあります。
この中のセロトニンが腸で作られます。
小腸と大腸で体で生成されるセロトニンのやく8割を作っています。
このように、腸は栄養を吸収するだけでなく、免疫機能やホルモンの分泌にも関わっているのです。
しかし、その役割を果たすには、腸が良い状態でないと役割を果たすことができません。
便秘や腸の動きが鈍い(ぜん動運動)と、逆に、幸せホルモンが作れずに、イライラしたり、精神的に不安定になる。また、免疫が下がり、病気になりやすいということになってします。
このように、腸には、素晴らしい機能があるのですが、腸の環境が悪いと機能が正常に働いてくれません。
そして、腸の環境が悪く便秘になるとかえって悪いものを体に取り込み病気の元となってしまうのです。
ですから、腸の状態を良くしておくのが大切になってきます。
腸を整えるには、
腸の機能を維持するには、善玉菌を増やす。腸のぜん動運動を促す。この2つが鍵となります。
善玉菌を増やす。
腸内には細菌がたくさん住んでいます。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌これが2:1:7の割合が理想的です。
善玉菌を増やすことが腸の健康の鍵となってきます。
善玉菌は、主に、ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌で、基本的に大腸にいます。
メカニズムとして、
腸にいる善玉菌が食物を餌としてたべ、代謝として物質を出します。
この物質は短鎖脂肪酸です。
この短鎖脂肪酸がたくさんあるとで体が健康でいられます。
短鎖脂肪酸の役割
次に、短鎖脂肪酸の役割について説明をします。
この短鎖脂肪酸は、腸の中や、全身へ影響を含めて良いことばかりしてくれる自前の万能やくのようなものです。
短鎖脂肪酸が、弱酸性の環境を作り、腸のぜん動運動を促します。
- 短鎖脂肪酸は体を弱酸性にしてくれるので、酸性の嫌いな悪玉菌を抑えられます。
- 悪玉菌が少ないことで先ほどの腸の活動を活発にしてくれますので、消化吸収をたくけてくれます。
- セロトニンが作れて、メンタルが安定します。
- 免疫システムが働きます。(食中毒、感染予防、発がん性物質などの生成の予防。)
水溶性食物をとる
善玉菌の餌となって短鎖脂肪酸を作るものは水溶性植物です。
水溶性植物をとることも腸ないの環境を良くすることに欠かせない大切なことです。
水溶性植物は次のようなものがあります。
穀物→大麦、オートミール、ライ麦パン、そば、豆類
野菜→ごぼう、アボガド、にんじん、キャベツ、セロリ、らっきょう、
果物→りんご、プルーン、いちじく、いちご
毎日意識して食べて腸の環境を良くしましょう。
発酵食品を摂る
発酵食品が体に良いことは昔から言われていますね。
発酵食品は、善玉菌の餌となり腸内環境を整えてくれます。
発酵食品には、
漬物、みそ、納豆、甘酒、鰹節、甘酒、醤油、す、塩辛、
ヨーグルト、チーズ、キムチ、ナタデココ、テンペ、などがあります。
また、
ほとんどの菌は大腸までは生きていません。しかし、
麹菌は生きたまま腸に届き、善玉菌の数と種類を増やしてくれます。

腸のぜん動運動を起こす
腸が活発に動かないと排便がスムーズに行われす腸内環境が悪くなります。
朝の腸のぜん動運動で排便を促すことが重要なのですが、ぜん動運動は、自分の意思で動かすことがせきません。自立神経と関わってきます。ですからストレスや睡眠不足で自律神経が乱れるとぜん動運動が起こりにくくなります。
次に、ぜん動運動が起こりやすくなる生活習慣をご紹介します。
朝日を浴びる
朝日を浴びてセロトニンにスイッチを入れ、軽い運動(散歩もいいそうです。)をするとぜん動運動が起こりやすくなります。
朝御飯を食べる
朝のぜん動運動は、胃と小腸が空っぽの状態で胃に食べ物が入ってきた時に起こるものです。
これは8時間以上食べものを入れない時間とるが必要です。
自立神経を整える生活をする
入浴をすること。
質の良い睡眠に向けて、夜10時過ぎてからは強い光を浴びないことが副交感神経神経が優位になりやすい生活を心がけることも大切です。
パテトン酸がぜん動運動を助けてくれる。
食べ物でぜん動運動を促してくれるものがあります。
パテトン酸です。
パテトン酸は、腸のぜん動運動を促進して消化を助け、排便をスムーズにしてくれます。
さらに、糖質や、脂質の代謝をスムーズにしてくれます。
パテトンさんが入っている食品には、
レバー、ささみ、鶏卵の黄身、たらこ、魚全般。
野菜→カリフラワー、ブロッコリー、さつまいも、長芋、干し椎茸
納豆、もち、唐辛子
などがあります。
こちらも毎日の食事に取り入れるといいですね。
悪玉菌が増えないように
私たちの食べたものは、小腸で吸収されます、しかし、量が多かったり、分解、吸収されずに残って大腸まできてしまうと、悪玉菌の餌になります。
お肉は大腸までくると悪玉菌の餌となります。また、気をつけるのがラードなどの動物性の油です。ジャンクフード、インスタント食品、揚げものに使われていて、知らず知らずのうちに口にしていることがあります。ソーセージ、ベーコンなどの加工肉も悪玉菌の餌となります。
油の話を以前に書きました。こちらでも、ジャンクフード等の悪い影響が書いてあります。
おならや、便の匂いは本来そんなに臭いものではないので、匂いが気になるようであれば、悪玉菌が増えているサインです。
悪玉菌の出す毒素は、さまざまな病気を引き起こします。
高血圧、糖尿病、動脈硬化など、
ですから、腸内環境の改善が健康への道です。
便秘の時に ハッカ(ミント)湿布
以上のことから、便秘は腸活の敵です。どうしても出ない時の対処方がありました。
ハッカの湿布をする腸のぜん動運動を促進する効果があるそうです。
これはメンタシップと言って、病院で昔から消化器官の手術をした人が術後に
腸の動きを良くする湿布です。

まとめ
確かに、がんを患ったことがあるのでわかりますが、便秘気味でした。便秘は万病のもとと言えるでしょう。
飽食の時代です。食べ物を食べ過ぎて悪玉菌の餌が増えていることが多いのではないかなと個人的には思います。
腸内環境は1から2ヶ月で変えられるそうですので、今日から、腸に良い生活をこころがけて、調子の良い体、幸せを感じる心を作っていきましょう。