教育について

目の認知機能を上げるには2 アイトレーニング

目の筋肉を鍛えましょう

前回は目の認知機能をあげるために、点描写の教材をご紹介しました。前回からの続きで目の機能の認知を上げるためのトレーニングをご紹介します。

日本では小学校の入学時視力検査があります。アメリカでは視力以外に目の機能がきちんとなされているかどうか多方面から目の検査をするそうです。
オプトメトリストってご存じですか?日本では公的に認められていない職業です。アメリカでは通常の4年生の大学を卒業後にオプトメトリーの大学に入学し、4年学んだ後、国家資格、州の資格に合格をしてから開業できる立派な専門職です。

  • 目を上手に使って効率よくみているか?
  • みるべきものを正確に脳でみているか?

眼科とは違った目の健康以外の、ビジョン全般が健全であるかということに着目します。

アメリカでは、就学時子供の目の機能を重視しているということです。   

児童がプリント学習をするとき、点描写のように目で見たものをそのまま認知する能力以外にも、目の機能が働かずプリント学習ができないこともあります。

目には 上直筋 下直筋  内直筋 外直筋 上斜筋 下斜筋  6つの筋肉があります。筋肉が弱いとスムーズな目の動きができないと、文章をスムーズによむことができません。また、黒板の板書と手の元のノートの視点の切り替えが遅いと低学力に陥ります。

特に目のよりの筋肉は重要で しっかりより目ができないお子さんは,より目を毎日して目の筋肉をきたえましょう。

昔は目の機能、体の機能を使った遊びがたくさんありました。お手玉、おはじき、まりつき、メンコ、けん玉など。目で目標物を集中してみる。目と手を協力して使うなどして目と体を一緒に使い機能を向上させることができました。今は遊びが変わってきました。テレビ、スマホ、ゲーム機器などの、狭い画面では、目の機能が育ちにくいですし、目と体の機能を一緒に使うことが限られてきます。視力が良くても、目の機能は悪いこともあります。
お子さんの目の動きをチェックしてください。

今回は目の跳躍運動のトレーニングを紹介します。5歳くらいからトレーニングが出来ます。幼児期は目だけ動かすのが困難なようです。顔が一緒に動いたり。口や舌が一緒に動いたりする子もいます。目だけ動かせるのは発達と関係があるようです。5歳でもしっかりと目だけ速く跳躍運動ができるこは、やはり その時点で発達している子です。しかし、脳には可塑性があるので、学び続けること、努力していくことで成長できます。動きが悪いこは、練習してスムーズな目の動きを獲得していきましょう!

いろいろなお子さんをみていますが、小学2年生くらいまでは、目と一緒に口も動くお子さんは多くいらっしゃいます。

跳躍眼球運動のポイント

目の跳躍運動一緒にやってみよう!    テンポ ♩=120

年長さんではテンポ ♩=120 から ♩=140くらい目指しましょう