目・耳・口を使った暗唱で基礎能力をあげていきましょう。
幼いころからの素読暗唱は基礎能力を上げます。文字の読めないうちは、大人が読んであげて聞かせることで、子供が覚えてくると口から発してきますので待ちましょう。読めるようになったら、何度も繰り返し言葉に出して読んで暗唱をしていきます。脳の活性化に優れた効果があるそうです。視覚、聴覚をフルに働かせて前頭前夜を中心として脳全体がまんべんなく働き、結果的に活性化されるのです。
江戸時代の教育
江戸時代、庶民を対象にした「寺子屋」では素読という学習方法がありました。四書五経という儒教の教えを説いたテキストを、内容の理解を求めずにひたすら唱えて暗唱していくという学習方法です。暗唱を繰り返すことで文章を記憶する回路が少しずつできあがります。素読暗唱を続けていくと、覚えられる期間が短くなってきます。例えば2カ月覚えられるのにかかった時間が、1カ月になり、2週間になりと。記憶がスムーズになってくるのです。
ユダヤ人の教育
人口6億人に対して、ユダヤ人は1300万人、およそ0.2%くらいですが。ノーベル賞受賞者は役4分の1がユダヤ人です。
この、優秀な民族の学習方法が、幼少期からの 素読暗唱です。
ユダヤの宗教は厳格で幼少期から聖書を暗唱することが義務付けられています。ですから、家庭でも、学校でも、聖書を唱えて覚えていくことがなされています。
膨大な量を記憶していくことを、幼少期からしているということです。幼少期は脳の成長時期ですので、成長する時期に素晴らしい記憶の回路が出来上がるのが想像できます。
読書百遍義自ずから見る
どくしょひゃっぺんぎおのずからあらわる
読書百遍義自ずから見るとは、どんなに難しい書物であっても、繰り返し読むうちに意味が自然とわかるようになるものだということです。江戸時代の儒教の教え、ユダヤ教の聖書も素読暗唱をしている幼いころには内容がわかりませんが、成長とともに読んだ内容のの真価が現れるてくるということなのでしょう。
まとめ
ひたすら唱えて覚える。素読の取り組みは幼児また、学童期にも非常に優れた学習方法です。小学生ならば、学校の教科書の暗唱でもいいですね。日本語の文章が、リズムが、体得できます。語彙力も増えそうですね。語彙は思考の元になるので、多くの語彙力があるのは深い思考ができるということになります。ぜひチャレンジしてください。