教育について

あかちゃんの視覚の発達と原始反射をコントロールして視覚機能を向上させよう。

赤ちゃんの視覚機能の発達 原始反射のコントロール

目の機能の使い方ができずに、人とのコミュニケーションが取りにくかったり、

ソワソワ落ち着きがなく授業中集中できなかったり、そこまでではなくても

文章を読むときに目がスムーズに動かず、飛ばし読みをしてしまう。漢字がなかなか覚えられない。

という子どもは多いです。原因に目の筋肉の調整が悪い場合と原始反射がコントロールできない場合があげられます。

子どもさんの目の機能をチェックしてみてが原因であれば改善をしていきましょう。

目の筋肉の調整が悪い場合。

文章を素早く読むには目のスムーズな動きが必要になってきます。

目の筋肉には6種類あります。

内直筋 外直筋

上直筋 下直筋

上斜筋 下斜筋 です。

この筋肉がスムーズに動かせることによってスラスラと目で文字を追えるようになります。

以前書いた記事と目の体操がありますのでご覧ください。

cohana-note.com/eye-training-2/

原始反射の残りが視力に関係してくる場合

原始反射をご存知でしょうか?

人間は生まれながらに生きていくために反射を持っています。例えば赤ちゃんの頬を触ると、その刺激に反応して、赤ちゃんは口を近づけて吸いつこうとします。

その原始の反応が上の脳が開けていくうちに統合されて、反応しなくなっていくのですが、この反応が残ってしまうとコントロールができない場合があります。

すると、原始反応は意識して制御できない状態になってしまいますので、いきにくさにつながってきます。

乳幼児の視覚の発達

(オートアバウトビジョンを参考にさせていただきました。https://www.allaboutvision.com/ja-jp/me-no-kea/hogosha/youji-siryoku-hattatsu/

生後1ヶ月の目の発達 光にあまり敏感でない。光の量を認識する力は大人の50分の1。

生後2から3ヶ月の目の発達 両目が協調して動いているものを追いかけたり手を伸ばしてつかもうとする この時期は頭を動かさずものからものへ視線を移すことができるようになる

生後4から6ヶ月の目の発達 
6ヶ月までには幼児の脳の視覚中枢に大きな進歩が見られる。眼球は早く動いて動く対象を正確に捉えることができるようになる哺乳瓶を自分の口に持っていくという、目と手の協調が発達してくる

生後7から12ヶ月の目の発達 ハイハイ移動ができるようになり、自分の体全体の認識が高まり、視覚と体の動きを調整する方法を学んでいく。 

発達による動きは使っている筋肉と使っている神経がある

赤ちゃんの、首が座る。寝返りをする。座る。ハイハイ。つかまり立ち。などの発達の動きはそのときに、使っている筋肉と神経があるので、一つ一つの動きを飛ばさずに成長するのが大切だと聞いたことがあります。

乳幼児の視覚の発達もこの体の動きの発達と一緒に育っていくものだと思います。

ですから、

生後2から3ヶ月では、頭を動かさずに目だけを動かすことができますので、あかちゃんの目の前でおもちゃを動かし、たくさん目で追わせて目の調整機能や目の筋肉を活発にさせてあげることが出来る時期というのがわかります。

また、起きているときは腹ばいにして視覚の発達や運動の刺激をするように書いてあります。

腹ばいは注意が必要です。大人の目がととくところでさせてください。

生後4から6ヶ月には目と手の協調も発達してくるとあるので、手でもつおもちゃを与えるといいということがわかります。

ボールをゆっくり転がして、追従させたり、手で追わせるのも発達にあった遊びとなりますね。

刺激があると脳は発達します。

発達から、出来る刺激を考えてその時々にあった刺激をしてあげましょう。

非対称性緊張性頸反射(ATNR)が視力に関係してくる 

「非対称性緊張性頸反射」の原始反射が残っているとどんな視覚的不都合が起こるのか
「非対称性緊張性頸反射」が統合されているか確認する検査
「非対称性緊張性頸反射」を取り除いていく動きをシェアしていきたいと思います。

ひたちなか市 リハビリ特化型 ハッピースマイル~ 児童発達支援・放課後デイサービス・保育園等訪問支援事業~

https://allhappysmile2525.hatenablog.com/  

こちらから参考させていただきました。

「非対称性緊張性頸反射」(ATNR)とは

反射が見られる時期0から2ヶ月 
統合される時期  4から6ヶ月

ATNR画像
ATNR画像

頸の回転によって刺激を受けて反応します。
反応の仕方。 仰向けに寝かせてくみを右に向けると、顔を向けた右側の腕と右足が曲がります。反対側の左手左足がまっすぐに伸びるという反射です。

逆に左に顔を向けると、顔を向けた左手左足は曲がって、反対の右手右足がまっすぐ伸びます。

この動きの重要性

4から6ヶ月の視覚の成長であったように

目と手の協調ができてくる時期です。ガラガラのした方に顔を向ける。向けた方のてが伸びる。伸びた手でガラガラを持ってふる。目で見たものに触れることで距離感を学習していきます。

原始反射が残っているかの確認

四つ這いの姿勢をとり、首を片側に向けると、反対側の腕が曲がる。少しでも曲がれば原始反射が少し残っているそうです。

「非対称性緊張性頸反射(ATNR)が意識せずに出てしまう不都合

利き手で鉛筆のコントロールが困難。
黒板を見てノートに書き写す作業が困難。
読みの能力への影響。頭部の動きから読みを分離して動かすのが困難なので、読みたい場所の 特定、注視などの動作が難しい。

「非対称性緊張性頸反射(ATNR)」を助ける体操

ゴリラ
ヤモリ
トカゲ の体操のYouTube動画を見つけましたのでこちらをご紹介いたします。

目の機能を整えること

この原始反射をとることは、アメリカでは就学時前の検査でしています。

最近日本でも情報が出回るようになってきましたね。

大人でも、原始反射のコントロールができない人もいるようです。
いろんな動きをして、コントロールができるようになってくるのですが、今はテレビ、インターネット等で動く環境に恵まれていません。

まず、原始反射が残っているか確認して、コントロールできるように体操をしてみてください。