子どもが幼稚園生の時の話
年少クラスのスタート
子供は2歳から幼稚園に行き始めました。2歳児のクラスは1クラス。
3歳から3クラスに増えます。
2歳児のクラスの子は、学年が上がるとバラバラになって年少のクラスへ上がります。
4月は同じクラスの子の中でも一年早く幼稚園に通っているのでリーダー的な存在です。
泣いているこのお世話をしたり、先生のお手伝いをしたります。
私の子ども、初めて幼稚園に通うお友達の世話をしたり、もと2歳児クラスのこと交友を深めたり、楽しく4月をスタートさせました。
ところが、、、、。
春の運動会で、、、。
踊りの練習が始まると、幼稚園に行きたがらなくなったのです、
どうやら、お友達の面倒を見るのが嫌だということでした。
衝撃的な言葉
運動会の踊りの練習の時、先生に一緒に動くんだよとお願いされているお友達は、移動の場所やタイミングがわからず、引っ張って行こうとするけれど、どっかに行ってしまったり、ついてこないので嫌になったとのことでした。
理由を聞き終えたあと、衝撃の言葉が待っていました。
「だから、僕は、あーだれか、〇〇ちゃんをペチンしてくれないかなー。というと
〇〇君がぶってくれたんだよ。」とのこと
全身の力が抜けて、涙が出てきてしまいました。
ぶたれた子も可哀想だし。
自分でぶたないで人にぶって貰えば、自分は先生にも怒られないで済みます。それで人に頼んだのでしょう。恐ろしい子供です。
すぐに幼稚園行き受け持ちの先生に時間をつくっていただき、相談をしました。
そのときは状況があまりわからなかったのですが、お友達の面倒を見ないと必要以上に怒られていたようなので、大変だったようです。
しかし、、、、、、、流してはいけない事です。
人として、どうかな? これはいけない。あまり人間としていけないことをしたときは教えなくてはいけないと、親として必死でした。
そんなとき、絵本を見つけました。
絵本の「地獄」という絵本です。
4歳児にはあまりにも衝撃的な絵です。見せるかどうか悩みに悩んだ結果、見せる方を選びました。
一ページだけ選んで、
「お友達をぶってくれなんていう子やお友達をいじめる子は、地獄へ行って、お母さんとも会えないんだよー。」
といいながら絵を見せました、
絵をじっと見て、
あまりの恐ろしさに顔色が変わって行くのが分かりました。
「お母さんとお別れなの?」と突然涙を流し大きな声で泣き出しました。
子供は絵本が大好な子で、家にあるどの本もヨレヨレだったり、中古感を感じるのですが
この「地獄」の絵本はいまだに綺麗な新品のままです。
一度きりしか見ていません。そうなんです。改心をして、いい子になりました。
すぐに気持ちを入れ替えなくてはいけないと思うほど、子供にとっては恐ろしいです。
小さい頃に、怖い思いをしたり、あまり驚かせたりすると、臆病な子供になると聞いたことがありますので、慎重に、、、。
その後、運動会の時に迷惑をかけてしまったお友達とは小学生一年の頃一緒に手を繋いで下校をしている姿を見ました、
笑顔でお話をしながら、
絵本を見せるまでもなかったのかなアとその姿をみて、行き過ぎた躾だったのかも、可哀想だったかな?など思いを巡らせました。
「極楽」もあります。こちらも合わせて見せました。
久しぶりに本を取り出して、「地獄の本」覚えてる?と子供に聞くと
「うん、覚えているよ。怖かった。」と答えました。
「今は、怖くないけどね。」とのことでした。
どんな時に見たのか聞くと、覚えていないと言っていましたが。言いたくない黒歴史なのかもしれません。
本でしつけをするといいと言われています。
絵本を読んで、脳波を見ると、一番下の脳が反応しているそうです。ここは人間の本能を司る脳です。
本能の部分の脳。ここで、危険を察知したり、心地よさを感じたり、本は本能に訴えかけることができるということです。