今の時代は基礎力アップが必須
素読は、暗唱、音読によって脳が活性化し、優れた地頭を育てます。前回に引き続き素読の実例を載せていきます。暗唱を続けていくと、覚える量が多くなり、覚えられる時間が短縮していきます。すぐ覚えられる能力がみにつくと、学校の勉強では、基礎能力となるので非常に覚えがはやくなります。今は激動の時代です。今ある仕事が将来、半分くらいなくなり、新しいものになっているのではないか?といわれています。こんな時だからこそ、基礎能力を育てて、新しいことをぐんぐん吸収できる力を養って変化に柔軟にたいおうできるようになっておくことは必須なのではないでしょうか?
月雅称(月雅称)
一月 睦月(むつき) 二月 如月(きさらぎ) 三月 弥生(やよい)
四月 卯月(うづき) 五月 皐月(さつき) 六月 水無月(みなづき)
七月 文月(ふみづき) 八月 葉月(はづき) 九月 長月(ながつき)
十月 神無月(かんなづき) 十一月 霜月(しもつき) 十二月 師走(しわす)
寿限無(じゅげむ)
寿限無(じゅげむ) 寿限無(じゅげむ)
五劫(ごこう)のすりきれ
海砂利水魚(かいじゃりすいぎょ)の
水行末(すいぎょうまつ)
雲来松(うんらいまつ)
風来松(ふうらいまつ)
食う寝るところに 住むところ
やぶらこうじの ぶらこうじ
パイポ パイポ パイポの
シューリンガン
シューリンガンの グーリンダイ
グーリンダイの
ポンポコピーのポンポコナの
長久命(ちょうきゅうめい)の
長助(ちょうすけ)
どんぐりと山猫 宮沢賢治
おかしな はがきが、ある土曜日の夕がた、一郎のうちにきました。
かねた一郎さま 九月一九日
あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこうです。
あした、めんどなさいばんしますから、おいでんなさい。
とびどぐもたないでください。 山ねこ 拝こんなのです。字はまるでへたで、墨もがさがさして指につくくらいでした。
けれども一郎はうれしくてうれしくてたまりませんでした。はがきをそっと
学校のかばんにしまって、うちじゅうとんだりはねたりしました。
雲の信号 宮沢賢治
あゝいゝな(ああいいな)、せいせいするな
風が吹くし
農具はぴかぴか光ってゐるし
山はぼんやり
岩頚(けい)だって岩鐘(がんしょう)だって
みんな時間のないころのゆめをみてゐるのだ
そのとき雲の信號(しんごう)は
もう青白い春の
禁欲(きんよく)のそら高く掲(かか)げられてゐた
山はぼんやり
きっと四本杉(よんほんすぎ)には
今夜は雁(かり)もおりてくる
風の又三郎 宮沢賢治
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんもふきとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう谷川の岸に小さな学校がありました。
教室はたったひとつでしたが生徒は一年から六年までみんなありました。
運動場もテニスコートくらいでしたがすぐうしろは栗の木のあるきれいな
草の山でしたし、運動場の隅にはぼこぼこつめたい水を吹く岩穴もあったのです。
取り組み表を作ってみました。5つの暗唱を是非 マスターしてください。
暗唱チャレンジ-1