世の中の仕組みを思いしらされたのは、大学の時でした。就職活動の時、大学の求人で目に止まったのが。
身長160センチ以上。容姿端麗。 メガネ不可。
求人に明記されていました。
それまで、身長が低くいこと、年齢よりも幼く見られること。歯が出ていること。いろいろ自尊心を下げる容姿であることは感じていました。
しかし、これほど、世の中の現実と向き合った不条理は初めてでした。
平等の中で育ちました。教育は平等でした。しかし、社会はそうでないなと感じた瞬間です。
今の、職安でこんな求人があるのだろか、疑問です。モデルの募集ではなく。幼稚園教諭の求人です。セレブの集まる幼稚園でしょうか?

友達と一緒にいました。
類は類を呼ぶ。同じように友達も低身長です。
「何?この求人。私たちは受けられないっていうこと?」みんなで冗談まじりに文句を言い合いました。
そうです。門前払い。受けるチャンスさえないのです。
そこへ、高身長グループがやってきました。
「私たちは、受けることができるの。いいでしょ。」と冗談で笑っています。
「容姿端麗が微妙ね。」
「メガネがダメでしょ。」
「コンタクトにすれば大丈夫だから。」などと笑いあっていました。
まだまだ不条理は続きます。
程なく先生が高身長、容姿端麗の学生の元に、受付嬢の就職口を紹介します。バブル期だったので、大企業からもひくて数多で求人が来ていたのです。
美人は就職活動をしなくても、就職ができるのか、、、、。
おそらく、受付嬢をその会社ですれば、その企業の有望な方と永久就職も約束されていることでしょう。
生まれ持った容姿で成功が決まっているのだな。と現実を突きつけられた出来事でした。
残念ながら現実です。
労働経済学者のダニエル・S・ハマーメッシュさんの調査から。
1970年代のアメリカを対象にした調査によると、容姿が下から15%に入る、つまり並に満たない評価を受けた女性は容姿が並の女性より、4%収入が低い。
一方、容姿が上から3分の1に入る、つまり、並を上回る評価を受けた女性達は、並の女性達より8%収入が高い。
労働経済学者ダニエル・S・ハマーメッシュさんの調査から
これを読むといろいろ、合致してきます。
確かに、高校時代バイトの面接に行ったら、一緒に行った見栄えの良い友達が受かり私は落ちた。ことを思い出しました。ケーキ屋さんのバイトでした。生涯年収がそこから始まっているとすればこの時点で遅れをとっています。しかし、私はこの後、違うところを面接し、彼女よりも長い期間バイトをしました。
努力でカバーしています。人生なんとでもなります。
自分の変えられるところにフォーカスを。
昔の自分に言ってあげたいことは、変えられるところにフォーカスをするということです。
もう50歳をすごいたので、見栄えはあまり気にしなくきが楽になってきたところがあります。今戦っているところが見栄えではないということもありますが、、、、、。
見栄えを若い頃はコンプレックスに思っていました。しかし、年をとってくると、
何かうちなる情熱を持っている人に惹かれるというところでしょうか。
何かに夢中になっている人は魅力的で、応援をしてあげたいと思う気持ちが出てきます。
また、外見で足りないところがあれば、せめて、清潔に姿勢をよくしているだけでも見ていて気持ちが良いものです。
所作や言葉遣いを磨くのも人との入り口で感じが良くなります。
声の出し方、自信がある喋り方はその人の印象を変えます。
いろんな角度から自分をプロデュースする力を高めることができる。そんなことを20歳の私に言ってあげたいです。
弱みを強みに変える
松下幸之助さんは、体が弱いので、雇われていると病気になって仕事ができないとお金が入ってこないので、自分で事業を起こしました。そして一代で大会社をつくりあげました。
羽生結弦さんは、喘息を克服するためアイススケートを始めたのです。
出発は弱みがあったからです。
ですから、容姿で戦えない分、補える何かを習得するという意気込みがあった方が、容姿で楽をするより、長い人生将来性がありそうです。
がんばれ、私と同じような方達。😂