教育について

脳の成長には、継続的な運動が不可欠

脳の成長には継続的な運動が不可欠

運動!と聞くと

筋肉がつく、体が鍛えられる。と考えがちですが、脳の成長にも運動は不可欠なことがわかってきました。

コロナの感染予防も落ち着いてきましたね。この記事を読んで

子どもの体を動かす機会を見直してみるきっかけになってくれたら幸いです。

脳の良し悪しとは

脳細胞が140億個誰でも生まれながらに持っていて、その細胞からでる神経繊維のニューロンの配線によって、頭の良し悪しが変わるという説がありましたが、研究から新たな常識が出てきたようです。

脳細胞のつながりは、「刈り込み」という作業により、2歳から青年期までで1日200億近く消えると言われています。

使わない回路を切断して、新たに使う回路のために場所をあけています。

では、どうやったら増えるのでしょうか?

それは、

脳の各領域が連携することで回路が増えていく、各領域が連携することで脳が良くなっていくということなのだそうです。

まずは、脳の各領域を押さえましょう。

脳の各領域

脳を詳しく見てみると脳の場所で担っている役割があります。例えば、言語を操っている場所や、運動を司っている場所などです。

他にも、視覚、聴覚等の場所など、、。

参考に下のサイトをご覧いただき、ざっくりと脳の各領域で私たちの体や、感覚のコントロールしている部位を見てみましょう。

https://www.inamura-clinic.com/knowledge/knowledge_anatomy.html

脳の各領域を連携をさせることで脳の機能が向上する

脳の各部位には担当している働きがあると渡りました。その働きが連動しないとうまく体が働きません。

例えば

ピアノを弾くことで例えてみましょう。

ピアノを弾く時には、目で見て鍵盤を認識します。脳の視覚の部位が活性化されます。
耳で音を聞きながらリズムや、音の大きさを認識します。脳の聴覚の部位の活性化がされます。
指を動かすのは、運動をつかさどる脳です。

それぞれの領域の脳を連携させて曲を弾きます。

初めはうまくいかなくて、連携に時間がかかりますが、何度も弾くことによって脳のプログラムが処理できるようになってくるのです。

脳内で同じネットワークを繰り返すことで、繋がり強化した結果が現れてくるということになります。

各領域の細胞が活性化され、これらの領域はプログラムをうまく処理するために連携がされる。

こうした脳の連携がピアノが弾ける、自転車に乗れる、何かができることにつながってきます。

機能的に優れた脳とは、細胞がたくさんある脳でも、細胞同士がつながっている脳でもなく、各領域がしっかりと連携している脳のようなのです。

脳の連携が悪いと、、、、。

確かに、幾つものことを目的によって脳を使って同時に使っていく作業は、高度な作業になります。

ピアノやバイオリンが子どもの脳を活性化させてくれるのも納得が行きます。

しかし、子どもを見ていると同時にいくつもできない子どもがいます。

例えば、下のような揺れるものに乗りながら、黒板のひらがなを読む、、、。小学3年生でも、揺れる台の上で落ちないようにバランスをとりながら、同時にひらがなを読むのが難しい子どもがいます。

おそらく、この子は、同時に2つのものを処理できない。脳の連携ができないのだと思われます。ですから、学校で話を聞きながら板書を写すという2つの作業が困難ではないかと考えられます。

では、どのように、脳の機能を上げていくのかということが課題となってきます。

先ほどの例で言うと、ピアノを直接練習することはもちろんですが、

短期間で爆発的な効果は望めませんが、継続することで確実に脳が良くなる方法があります。

それが運動です。

運動によって脳機能が向上する

脳はアップデートされていない

人類の誕生してから1万2000年前から、私たちの身体機能はアップデーとはされていません。

私たちの体は動くのに適した体の作りになっているのです。脳も例外ではありません。

しかし、現代では体を動かす機会が減っています。

体をもっと動かせば、もうはもっと効率よく働いてくれます。

科学的根拠

60歳の被験者およそ100人の脳をMRIで調べた研究

ケージで飼われている、マウスのうち回し車をこいだマウスの脳の老化が遅い研究結果から
運動と老化の関係の研究が行われた。

結果は、ウオーキングを一年続けた被験者たりは、健康になったばかりではなく、脳の働きも改善していた。

MRIの画像では、脳葉の連携、特に側頭葉、前頭葉と後頭葉の連携が強化されていました。各脳の領域がお互いに強調しながら動いていたのです。

このように、脳の働きが1年前より向上していたことがわかりました。体を活発に動かした人はの脳は機能が向上し、加齢による悪影響が抑制され、むしろ脳が若返ることがわかった研究結果でした。

運動をすることによって脳が活性化するメカニズム

運動によって何より恩恵を受けるのが、前頭葉と海馬です。

前頭葉の説明は、日経メディカルさんより引用です。https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/cadetto/practice/9toubu/201309/532086.html#:~:text=%E5%89%8D%E9%A0%AD%E8%91%89%E3%81%AF%E3%80%81%E5%A4%A7%E8%84%B3%E5%8D%8A%E7%90%83%E3%81%AE,%E5%89%8D2%E8%80%85%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B%E3%80%82

脳の血流が増える

まず体を動かすと、脳へ流れる血液の量が増えます。血液は酸素を運ぶ役割をしています。脳細胞は常に血液から酸素をもらって呼吸をしています。

脳は体の中でも大量の酸素を消費します。全体の20%と消費すると言われています。

酸素の供給が多ければたくさん脳が活動できるというわけです。

たくさんの酸素の供給で、前頭葉は機能が促進されます。

さらに、長期にわたって運動を続けると、前頭葉に新しい血管が作られ、血液や酸素の供給量が増え、老廃物がしっかり取り除かれます。

運動することによって、脳の良いサイクルが生まれるということですね!

扁桃体の強化

これだけではありません。 今では、前頭葉と扁桃体の連携も強化されることがわかっています。

扁桃体とは→ 側頭葉の内側にあり、不安や、恐怖といった感情にかかわっている器官です。

前頭葉で、扁桃体のコントロールがしやすくなる。つまり。不安の感情のコントロールがしやすくなるということです。

長く運動を続けることで

長期戦になりますが、運動を続けると、、、。

前頭葉が大きくなるそうです。

物理的に頭の大きさが大きい人の方が賢いというのを聞いたことがあります。
血流の関係や、使える脳の範囲が大きいからかな?と思ったことがあるのですが、

物理的に大きくなるのにはびっくりですね。これは、運動するしかないです。

1時間程度の散歩を習慣にしている健康な成人の前頭葉を定期的に検査した結果、前頭葉を含む大脳皮質が成長をしていたそうです。

続けることが大切

運動によって、健康な体になるだけではなく、脳にも恩恵があることがわかりました。

続けることが何よりも大切です。

成人での結果で脳の成長が認められたのなら、成長期の子どもに置き換えると更なる効果が期待できます。

お米を主食とした、バランスの良い朝ごはんを20歳くらいまで続けると、パンが主食の子どもよりも、脳の重量が重くなる研究結果を聞いたことがあります。

食、睡眠、運動。基本的なことをきちんとして過ごすのは大変ですが、これを抑えればお金をかけずに幸せに生きていけそうです。