子供の筆圧の低下が進んでいるようですね。
便利な世の中になり、子どもが手先を使う機会が少なくなっているようです。
昭和の時代の子どもは、筆箱にナイフが入っていました。
今は、危なくて 即、没収ですね。
鉛筆を削るためです。日常の一つとっても手をよく使っていたのがわかります。
今は、電動の鉛筆削りもあるくらいですから、鉛筆けずりの例をあげても手先を使う機会が損失されているのかわかります。
昔の遊びは手先も、身体の能力も高めてくれました。
学校が終わった後は、鬼ごっこがメインで暗くなるなで走っていました。
メンコ、こま、おはじき、私が小さい頃もこれらは、昔遊びと言われていましたが、よくやりました。メンコは手がちぎれるほど力を入れてメンコを地面に叩きつけないと、風圧でほかの人のメンコをひっくり返すことはできません。
目と手のコントロールで欲しいメンコの近くにメンコを叩きつける技術も今思えば高度です。
ベーゴマも小さなコマに糸をまく、今できる子供がどれくらいいるのかな?と思います。
竹馬を隣のおじさんが作ってくれたり、
私は、乗れますが、主人はバランスが取れずにのれません。おそらく息子も乗る機会がなかったので乗れないと思います。
釣りきち三平 流行りました。釣りの少年漫画です。小学生の高学年の男の子は川に釣りに行っていました。
釣りに行くと、手の細かい動きができないと楽しめません。こちらは主人が得意で
テグスを器用に結べるのでびっくりします。昔とった杵柄です。
今の子はおそらく体の機能が退化してきているような気がします。
ゲームやスマホの試聴時間が増え、
体を使った粗大運動。
手先を使った微細運動の機会が失われているのではないでしょうか?。
しかし、お習い事で特化した才能は磨かれているようです。
ですから、足ははやいけど腕の力がないなど極端な体の使い方だと聞いたことがあります。
線書きの必要性
様々な手の微細運動がないと、線を書くのは難しいです。
細かな動きができるには、腕や手首そして目の機能の連携が必要です。
線書きは色々な能力が集結されていると言ってもいいかもしれませんね。
1歳頃から、紙に一緒にかく習慣を持ってあげるといいですよ。
しっかりとした筆圧と、微細な運筆は繰り返しで身についていきます。
手首の動きの発達
線書きの細かな動きは手首の発達も関係してきます。
ですから、日常の中で手首を動かすことを積極的にした方が良いでしょう。
お風呂の湯加減をみるなんてこともしなくなりましたね。
手首でお湯をくるくる回してみることで手首の動きを養えます。
お風呂に入った時お風呂に浮かぶおもちゃを手首の動きで動かしてみてもいいですね。
点うちから初めて 小さなまるがかけるように
脳のがよく使えるようになると小さな円がかけるようになります。
そうなるには、ある程度の量、書くということが必要になってきます。
最初はくれよんを持って、てん、てん、てん でいいのでテンうちをしていきましょう、
次に、線を長くかけるように(まっすぐは難しいです。)
ザーザー あめだよー などど 短い線を書いていきます。
上から下へ。下から上へ。右から左へ。左から右へ。色々な方向から線を書いてみましょう。
言葉を添えると、上下、左右の概念が覚えられる機会になりますね。
線書きのプリントの活用
線描きのプリントがネットから簡単にプリントアウトできるようになりましたね。
活用していきましょう。
お兄ちゃん、お姉ちゃんがいると、1歳の頃から描く習慣がありますが、初めてのお子さんは環境がありません。
はやいかなーと思わずにお母さんが書いているのをみると、やってみたくなるものです。
かく環境を用意してあげましょう。
手を添えること
書く手の反対の手で紙を添えましょう。
今のお子さんは、兄弟が少ないので、お母さんの手が足りてしまいます。片手はお母さんにやってもらっていることが多いです。
例えばボタンとめ。聞き手でボタンを持ってもう一つの手はお母さんの手だったり、片手は下に降りていることが多いようです。
両手を使って何かをすることを習慣にしましょう。自立にもつながってくると思います。
手首を浮かせてかく、から、手首を机につけてかくへ
手首を使えるようになってくると、今まで手首を浮かせて書いていたのが、机に手をつけてかけるようになってきます。
机に手をつけて書けるようになってくると、やや小さな丸も書けるようになってきます。
鉛筆のコントロールが上手になってきます。
環境で必要なもの
開業医の歯医者さんのお子さんは、筆圧の弱さを感じていましたが、はやい時期にしっかりとした筆圧になっていました。
歯医者さんは、指先の力が必要です。
いつもはおおらかで何も言わないお父さんが
「もっと、しっかり 鉛筆に力を入れて。」とおっしゃているのをみました。
それぞれの家庭で必要なものがあります。歯医者さんは筆圧必須です。😁